森のくまさん入試

改めて命名する。

  • 広義森のくまさん入試(弱クマ)
    大学入試にも関わらず、Someday, I went to the wood. I encounted a bear. He said that I must go out from him. ...なんて入試問題を出している場合。
  • 狭義森のくまさん入試(強クマ)
    40年以上も続いている、広義森のくまさん入試のこと。

弱クマについては何がしかの、頭の不自由な人にとっては意味があるかもしれない。そんな奴が大学はいるのはどうかという問題は保留しておく。

 

強クマは国家的な問題である。当初は大学入試の庶民化という不気味な一面と、大学達全体を強制的に一次元に射影する偏差値と言う概念の手助けになった。

それにしても、6年英語教育を受けた者に森クマが適切な設問になるのであろうか。受験者からは、

ふざけるな!

というヤジが飛ばないのは、入試ならではであろう。現役の私もヤジらなかった。なぜなら、多少重み付きで細やかとはいえ、合計点に付加される得点だから、易しいほうが楽だった。

 

それでも、この森クマ入試が数年前から

何故か、受験する側が匿名で言いたい放題

という不気味な様相を見せ始めた。

 まるでTweetの様にクレームが飛んできて一々火消しが必要になるらしい。

全くもって不気味である。と書いてみたが、受験者層を見れば理由は一目瞭然である。元々の

森クマ入試、いらんのじゃね。

という層から、

森クマって、居心地がいいよね、だって、クマさんも友達だよ。

て層へ移行してきている。この事自体は奇妙な正常化である。