幸福の黄色いハンカチ
1977年の映画である。
が元になっている事はだいたい知っていた。yellow ribon自体は米国ではかなり新しい風習のようだ。
ある英語講師(男子の多い大学)と学生の会話、
講師:yellow ribon ってあるけど、あんたら、幸福の黄色いハンカチ知らへんやろ?
数名の学生:ニヤける
講師:ま、そんなんどうでもいいわ、読むで。
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講師:でな、英文の中に奥さんの名前が出とるやろ
学生:倍賞千恵子
講師:あんたら、映画から離れる気はないの?
近頃の若いもんがあの映画知っているのは正直驚いた。
これとは話は違うが親分の前では極道を美化するのは一切禁止である。(昨日親分は数メートルの距離でヘコキスルーという荒業を見せて俺らの注目を浴びた)親分の日記から少しだけ引用
令和元年12月27日(金曜日)晴れ
年末なのにおせちを食わされる!
令和元年12月26日(木曜日)晴れ
あぁ~ご飯がたけてないー!
炊飯器の空焚きをやってしまった!
さすが、親分、笑いを取っている。「大都会」(クリキン)ではないか。
で、僕はその話を聞きながら、ribbonっていうとバリー・リンドンだな、と別の事を考えている。そして、
She Wore a Yellow Ribbon
と聞けば
She wore a blue velbet.
の方を思い浮かべてしまう。勿論それらは、その作者たちにとっては当たり前のことである。
少しだけ原題の映画について書く。高倉健の代表作と言っていい。健さん、極道でもない、ただ喧嘩が強いだけの炭鉱夫である。でも見てる人はどうせ極道だろ?って見てる。倍賞千恵子は末尾まで登場しない。武田鉄矢が嫌いだと、大抵の女は見ながら言う。だってそういう役どころじゃんって俺が言う。桃井かおりはモモレンジャー?やる前なのにもう熟成した女になっている。鉄矢とかおりが「健さん、今行かなどうすんねん!」って煽る所がクライマックスである。シブシブの健さんが千恵子と対面した瞬間「元気だった?」ていう頃にはもうどうでも良くなっている。