荒野の用心棒

テレビでやっていたので見ている。
七人の侍」→「荒野の七人」は知っていたが、
「用心棒」→「*」は知らなかった。
どちらのコピーも問題は三船がいないことのようにも思えるが、
外人にも分かるように翻訳したという意味ではよく出来ている。
三船のキャラはいわゆる三の線であることと思うが、誰にやらせるんだろう?
そう黒澤映画(少ししか見ていないが)に一貫しているのは

正義を語る者=最も悪い奴

という通奏低音である。
その部分に惚れるのだが、コピーの二作品にはそれがない。
戦争に負けたことがなかった頃の(本当はベトナムで負け始めているが、まだ気付いていない)アメリカ人には分かりにくいのかもしれない。


原題はかっこいいらしい。A Fistful of Dollars
指先がいっぱい?意味がわかってません。
Per un pugno di dollari
イタリア語の方が意味が正しいらしい。
Wikipediaより

この映画は黒澤明監督の『用心棒』(1961年)を非公式にリメイクした作品である。『用心棒』を制作した東宝は彼らを訴え、勝訴している。アメリカではユナイテッド・アーティスツイーストウッドの演じたキャラクターを「名無しの男」として宣伝した。