『君が代斉唱』について

世の中には

君が代斉唱反対派≒護憲派

という雰囲気もある。
さすがにこのalmost equalはデタラメかなと思いながら考えてみると。
君が代に違和感を覚える人間というのは

君が代は千代に八千代に

という、国民を肥やしにしてでも陛下一族が生き延びるようにしか聞こえない歌詞のせいだろう。*1
私はと言うと、陛下なしのナショナリズムの方がずっと嫌だ。昨今若い連中が唱えているのがそんな感じがしてならない。
国民主体のナショナリズムとしては、成功?した例がアメリカとフランスであるが、どちらも自国の利益しか考えない不愉快なものである。
国家形態としては民主主義とは呼べないが、毛沢東が死んだ後の中国のナショナリズムも似た所がある。


どうせ、行き過ぎた個人主義を抑えるために国家主義が必要なら(勿論そうではないかもしれないが)、「千代に八千代に」にいいのではないかと思う。


最初のalmsot equalをそのまま読めば言葉のままでナンセンスである。

第一条 天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であって、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く。

総意ってなじゃらほい?民主主義というなら多数決ってことになるね。
どうも日本人の多数は陛下に象徴であって欲しいと思っているようだし、それが「こけのむ〜す〜ま〜で」続いて欲しいというのは、日本という組織が永続して欲しいと読み替えて自然である。
私自身はこのことに三重の不自然を感じるが、アナーキストでさえないニヒリストには関係ない話とも言える。

*1:勿論先の大戦でキャンペーンソングとして使われた経緯も大きいが、あれは昔のことだ