『プラトゥーン』

気に入らない映画批判第二弾。
http://cinema.intercritique.com/movie.cgi?mid=151
まず問題なのはこの映画には20年来の耳年増だということだ。
どんな映画かは嫌というほど聞いた上で最初に見たのが十年前だっただろうか。
映画(正確にはビデオ)を見ること自体が初心者だった頃で、まあ悲惨な感じはわかるし、主人公の葛藤もあるが、若いので

眠かった

です。歳を取って色々見た後で見ると、

金が掛かっているだけで、大騒ぎする映画ではないね。

というのが実感で、改めて見なおしてみると

オリバー・ストーンのアソコに毛が生えた映画

といった感じだ。
まあ、どんなものであれ(含ひきこもり等)若いころの体験というのは鮮烈なもので、それを正直に映画にしたのはわかるが、
主人公の葛藤を聞かされるにつけ(さらには誤訳だらけの字幕)四十過ぎのおっさんには、

早漏じゃね?

という感は否めない。
私が同感できるのは、ベトコンの村人たちだけだろう。
あえてヒーローがいるとすると、旦那助けるために撃ち殺されたおばちゃんだな。