文字を使うこと

http://d.hatena.ne.jp/tatsu999/20090228
を読んでいてなのだが、
生得の盲人が視覚野を使って点字を読んでいるという話と関連して、
「ヒトは、言葉を話す動物である」(結局この定義に異議がないのだが)
「ヒトは、文字を読む動物である」(誰もこんなことは言っていない)
そう、反証がすぐにある、文字はヒトが発明したものと捉えたほうが良い。
自分が文字を読むのが苦手なのをあてがって

ヒトは無理をして文字を読んでいる。生まれながらには文字を読む能力はない。(当たり前か)

と言ってみる。
生得的盲人が無理をしているとするなら、「文化的な」ヒトが文字を読むのは生物としてのヒトが本来持たない機能を使っているのではないかと思える。
よく似たものは人間の文化の中にたくさんあるのだとは思う。
テレビの画面を音を消して見ていても、そこに出てくる文字がうるさいと感じることもある。これは、盲人でなくても感じる感覚の連合であろう。
では、やはり、文字を読むのはストレスか?といわれれば、そうかもしれない。
そういうレベルでは、音楽を聴くのも、映画を見るのもストレスと呼べないことはない。