井山祐太八段

井山八段若干19歳は名人戦の挑戦は惜しくも敗れたが、
その挑戦決定の頃のNHK杯が先日放送された。
今日それを見ているのだが、中盤まで足早だが、落ち着いた布石、相手が模様を消しに来た瞬間に戦いへ、そしてふりかわりの連続、これではここから見た人がどんな布石だったか見当もつかない。
彼の緩まない強さは、アマの私にも伝わってくる。
解説の大竹秀夫九段旧碁鬼が、微笑みながら、
こういう子はゆっくり強くなればいいんだけど、とか
なんだか、楽しいよね、とか
顔が映ってなくても、声を聞いているだけで、表情が目に浮かんでくる。解説としてはこういう発言は意味がないんだけど、大竹翁が言うと僕も一緒の気持ちに感じてにやけてしまう。
前にも彼についてはブログで書いた覚えがあるが、早く韓国の一流棋士と対等に戦える(いやいまでもそうではなかろうか)ようになってほしい。
張名人とともに日本を囲碁世界一の国に戻せる人材だと思う。
それから
http://www.nihonkiin.or.jp/player/htm/ki000384.htm
http://www.nihonkiin.or.jp/player/htm/ki000371.htm
このあたりの力強さは見事だ。
対局中に何が起こるかわからない。

しばらく、碁の勉強とネット碁対局から離れていた私が少しどきどきしている。