G.Gould によるPartita No.6
- アーティスト: グールド(グレン),バッハ
- 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックレコーズ
- 発売日: 1994/04/21
- メディア: CD
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録音時期が各partitaごとに違うので、雰囲気が違うのだが、
よく知らないものには、No.6はGouldによるものに聞こえないはずだ。
大抵のピアニストが「叙情的に」演奏する曲を「対位法的に」演奏してきた彼だが、
この、No.6では、あれ程嫌っていたペダルを踏み、悲痛の念を伝えようとしている。
むしろこの方が彼らしいとも考える。
Partita No.6とGoldberg variationは彼にとって特別だったのかもしれない。
少なくとも私にとっては特別で、前者は解消しない悲しみであり、後者は苦しみに耐えた後の輝きを代理している。