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- 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
- 発売日: 2010/04/21
- メディア: DVD
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この作品は代表作でもあり、超高予算でもあり、内容としても異彩を放っている。
映画の見方がわかる本―『2001年宇宙の旅』から『未知との遭遇』まで (映画秘宝COLLECTION)
- 作者: 町山智浩
- 出版社/メーカー: 洋泉社
- 発売日: 2002/08
- メディア: 単行本
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それを踏まえた上で思うのだが、キューブリックは「モノリス」、すなわち異星人など興味がなかったのではないかと思う。
ナイーブな人工知能との格闘、そして徹底的なSF表現*1の追求。
実際の2001年から10年を経て、そのアンティークさに溺愛するだけでなく、精密さに関心もする。
とすると異星人が石版?を置いていくなどという幼稚なストーリーは行きがかり上仕方ないとしても、切って捨てたいと感じたはずだ。
人工知能は無感情に殺人をする。人工知能に友情さえ感じていた人は無表情に人工知能を再起不能にする。
どちらがより人間性があるか?という疑問を意味ないものにする。