「ぬるエコ」はキモイ

あえて造語を作る。
今まで僕は世の中でやっているほとんどのエコロジーを気持ち悪いと主張し続けてきた。
これは、

さっさと炭素税をかけろ!

を消極的に主張してきたわけだが、*1
ぬるエコの代表例を思いついたものを挙げておく、

  • これは、金井美恵子の随筆からなので古いネタだが、女史の周囲の主婦たちが割り箸のリサイクルとして割り箸を木炭にして利用使用としているという話。木炭にするためにガスレンジを使う。挙句の果てに割り箸ではないだが防災用に炭を家に持っているのだが、それの火をおこすのはガスを使うという、笑うことも出来ない悲しい話。
  • ペットボトルリサイクル、挙句の果てのエコキャップ運動、ペットボトルは十分に頑丈なのだから、水やお茶が入っていたもの位は水筒に再利用すればよい、そうすればペットボトルの消費量は減る。じゃないと炭素消費量はそれ程落ちない所か、増える可能性がある。
  • 紙パックリサイクルはあんな防水加工した紙を無理に再利用するのは多分ダメ。
  • とにかく、仕事を増やせば必ずリサイクルになると思っている暇人は無視して行政すべきだが、行政というもの自体が仕事を増やすことを目的化していることが多いため、キモイキャンペーンが多過ぎる。

一応断っておくが、僕は割り箸は燃えるごみにするが、ペットボトルも紙パックもリサイクルに出している。私の行動だけで有害性が低い社会通念には従うことにしている。
が、社会通念としての「ぬるエコ」は多大なる有害である。したがってそれには大いに反対する。

景気後退なくして炭酸ガス排出量抑止などない

とかいうと

ヨーロッパは出来ている?

なんていう馬鹿もいる。あれは本質的な生産活動を海外に依存しているだけ、インドや中国が本気で炭酸ガスを抑制すれば、ヨーロッパの物価は高騰する。

*1:景気は勿論後退する