わざとらしい

あてこすりの行為のことではない。
随意的に見える行為のことだ。
ガキの頃兄に一挙手一投足が

わざとらしいんだよ!

と折檻された覚えがある、
兄を畏怖していた私は勿論「あてこすり」をしているつもりは毛頭なく、理不尽に感じた覚えがある。
当時は畏怖故の随意運動なのだがか仕方ないじゃないのと悔しい気持ちになった覚えがある。

今にして思うと僕は他の人より随意運動が多い。脳のつながりが少しおかしいのだと思う。
いまだに周辺の人からは気色悪がらられる。
こういうのはとらえようによっては「いじめ」なのだが、さすがにそうは考えないようにはしている。

人間がどれほど不随意運動に頼っているかは科学の上でも証拠が多いことだ。

「鈍感な人」とか、「気が利く人」とかよく世間では取り沙汰されるテーマだが、一般に言われる「気が利く人」が随意運動の多い人でないのは明らかだろう。
ちなみに僕は

ただ立ってるだけでも姿勢制御に気を使う

くらいとろい、サッカーだのスキーだのは全くできない。
気がきかないと言われれば、自分のことで背いっぱいですからと答えたくなる。