木谷実九段
碁打ちの話は何度か出した。彼をただ「九段」の尊称で呼ぶのはしのびない
怪童丸
こちらの方が似合っているかもしれない。
伝記を図書館で借りて読んでいる。
- 作者: 菊池達也
- 出版社/メーカー: 棋苑図書
- 発売日: 1999/10/01
- メディア: 単行本
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父がまだ幼児だったころ、祖父はその幼児を背負って碁を打っていたそうです。ある日坊やが「あぶないよ、とうちゃん」と叫んだとか。あそこに打つ、ここに打つと背中から援護射撃をして、それが意外と急所を衝いており、父ちゃんの碁がたきはたまりかねて、「背中の坊やをなんとかしてや」とクレームをつけたということです。
本因坊秀策を筆頭に、一流の碁打ちにはよくあるエピソード*1だが、大木谷の場合ははじめて聞いたので、メモしておく。
ついでに、
栴檀は双葉より芳しい
という言葉、苦い言葉であるが、書いておく。
*1:単なる伝説かもしれない