読書してかんがえたこと

ブルバキとグロタンディーク

ブルバキとグロタンディーク

この本では少しモディファイが過ぎる感じはある。
グロタンディークが大数学者なのは間違いない。この本ではそのところは20世紀最大と少し誇張をいれてかいてある。最大ではあるかもしれないが唯一の最大とはいえないのではないかと思っている。ただしグロタンディークがいないと無かった数学用語がいくつかあって、それが、すごく本質的な意味を持つことは確かだ。

彼を構造主義の枠組みの中で考えるのは少し甘い。
著者は果たしてmotifを理解しているのだろうか?
彼が構造主義者なら、あらゆる哲学者は構造主義者となる。
ともあれ、啓蒙書としては上出来といえる。